カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の佐世保市への誘致実現に向けた「九州・長崎IR推進決起大会」が4日、市内で開かれ、施設の区域認定の早期実施などを政府に求める大会決議を採択した。
県・佐世保市IR推進協議会や県商工会議所連合会など4団体が主催し、九州経済連合会(九経連)などが後援した。県内外の政財界関係者約340人が出席した。
県は昨年12月から今年2月までに募った民間事業者から事業提案について紹介。カジノ運営などで国内外の38社が興味を示していることを明らかにした。県企画振興部の吉田慎一政策監は「佐世保への関心の高さをうかがわせる」としている。
推進協議会長の中村法道知事は「IRという新たな玄関口を設けることで、今までにない人の流れを生み出すことができるはずだ」とあいさつ。九経連の石原進副会長は「外国人を呼び込むためにIRは有効な方策。九経連としても佐世保で実現できるよう一緒に活動したい」と語った。
大会決議ではこのほか、国際会議場など中核施設の設置については、地域の実情に即した基準を設けるよう求めた。最後は出席者全員で「ガンバローコール」で締めくくった。
IR誘致へ決意新た 政財界340人、佐世保で大会
- Published
- 2018/10/05 16:00 (JST)
- Updated
- 2020/08/11 11:45 (JST)
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