世界遺産登録記念 コンサートに助成 十八銀振興基金、平戸で

 十八銀行社会開発振興基金(森拓二郎理事長)は4日、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産登録を記念し、11日に平戸市内でコンサートを開催する実行委(黒田成彦総括実行委員長)に助成金30万円を贈った。
 実行委は、市や世界遺産登録に向け啓発活動を推進してきた市民団体などで構成。コンサートは、曽祖母が生月島出身で平戸名誉大使を務める世界的指揮者、西本智実さんらを招き、市民と登録の喜びを分かち合い、春日集落など市内の構成資産の認知度を高めることを目的に開催する。助成金は開催費などに充てる。
 贈呈式が市役所であり、十八銀行地域振興部の狩野靖部長が町田和正副市長に目録を手渡した。町田副市長は「世界遺産の価値を市民に伝える有意義なイベントにしたい」と話した。

目録を受け取った町田副市長(左から3人目)=平戸市役所

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