アカオアルミと博報堂ケトル、アルミ製品の新ブランド立上げ

 アルミ板やアルミ器物の製造を手掛けるアカオアルミ(本社・東京都練馬区、社長・安藤清志氏)は、博報堂ケトルのプロデュースによるアルミ製品の新ブランド「或」(アル)を立ち上げた。

 溶接前のやかんのそそぎ口を一輪挿しにするなど、日常製品のパーツを製品化するというコンセプトのもと、アルミの日常製品の可能性を広げ、アルミ加工技術を世界に発信する。今月10日からは新宿のBEAMS JAPANで、8点のラインアップを先行限定発売する。

 「或」の総合プロデュースは博報堂ケトルクリエイティブディレクター・プロデューサーの船木研氏が務め、製作はアカオアルミが担当する。アカオアルミは東京・成増の本社工場で造ったアルミ板を北関東の工場に運び、自前の職人が製品に仕上げる。船木氏は「博報堂ケトルのロゴデザインがアカオアルミさんのやかんのシルエットでした。いつかアカオアルミさんと何かご一緒できたらということで今回お声掛けした。工場見学をした時に製造過程の製品(パーツ)の造形が美しく、これを製品にしたら面白いかもというのから始まった」とし、約2年半の試作期間を経て発売に至ったとしている。

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