ヤンキース・田中はALDS第2戦に先発へ

明日、日本時間10月6日から行われるヤンキースとレッドソックスによる地区シリーズ。第2戦には田中将大が登板することが明らかになった。これはアーロン・ブーン監督が発表したもので明日の初戦には左腕のJ.A.ハップが先発する。

レギュラーシーズン最終登板となった日本時間9月27日のレイズ戦では5回途中4失点で敗戦投手となり、結果的には5年連続2桁勝利を挙げたとはいえポストシーズンでの投球は不安視されていた。チームはアスレチックスとのワイルドカードゲームを制したことで田中は再び、登板する機会を得た。昨年のポストシーズンでは3試合に登板し2勝、防御率0.90と驚異的な成績を残してリーグ優勝決定シリーズ進出に貢献した。昨年のような投球をチームやファンは期待している。

今季、田中はレッドソックス戦に4試合に登板し1勝0敗と無敗なものの、防御率7.58と不安定な成績が残っている。特に注意しなければならないのはアンドリュー・ベニンテンディ、ムーキー・ベッツ、そしてザンダー・ボガーツの3人だ。この3人は今季、田中との対戦では打率5割を超えており、特にベニンテンディとベッツはそれぞれ一発を放っている。彼らが上位打線を担う可能性が高く、田中好投のためには苦手としている3人を抑えることができるかがカギとなる

激闘の舞台となるフェンウェイ・パークで田中はブルペンに入り、35球を投じて念入りに調整を行った。ワイルドカードゲーム終了直後には「やり返す機会ができたので、このチャンスをものにしたいですね」と話していた田中は第2戦の先発に向けて闘志を燃やしている。ちなみにレッドソックスは初戦にクリス・セール、第2戦にデービッド・プライスをマウンドに送ることを決めている。果たしてヤンキースはライバル対決を制することができるのか注目だ。

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