バイオレンス映画の巨匠サム・ペキンパー2作同時リリース!究極のペキンパー映画『ガルシアの首≪最終盤≫』 ハリウッド初のニンジャ映画『キラー・エリート』

バイオレンス映画の巨匠サム・ペキンパー監督による必見の2作を12月19日に発売されることが決定。

1作目はキングレコードが贈る最強仕様ブルーレイパッケージ≪最終盤≫シリーズより、『ガルシアの首≪最終盤 ≫』(通常版ブルーレイ&DVDも同時発売)。2作目は大型娯楽アクション『キラー・エリート』を初ブルーレイ化でのリリース。

1974年に製作された『ガルシアの首』 は、『ワイルドバンチ』(69)、『わらの犬』(71)、『ゲッタウェイ』(72)、『戦争のはらわた』(75)など数 々の傑作を世に送り出し、死後30年を経たいまなお世界中に多くの熱狂的ファンを持つサム・ペキンパー監督が、凄絶なまでの愛と暴 力、アクション映画の面白さを盛り込み、一人の人間の生きざまと死にざまを描くバイオレンス映画史上トップクラスの鮮烈な問題作。 巨大な権力と一人のちっぽけな男。大切なものを失った男が己の誇りと人間性を賭けて、正体不明の権力に切り込んでいく姿を描く。 自ら「俺が『ガルシアの首』を作った。良かろうが悪かろうが、気に入ろうが気に入るまいが、まさに自分のやりたいようにやった。あれ は俺の映画だ。」と言うように、本作はペキンパーの最もパーソナルであり、その人生を最も色濃く反映させた究極のペキンパー作品。

なお、『ガルシアの首≪最終盤≫』には特典として、日本語吹替音声、映画評論家ステファン・プリンスによる音声解説、共同脚本を 務めたゴードン・ド―ソンによる音声解説、ポール・セイドア、ガーナー・シモンズ、デヴィッド・ウェドルらペキンパー研究家らによる音声 解説、サム・ペキンパーにまつわる短編ドキュメンタリー「SamPeckinpah:ManofIron」、『サム・ペキンパー 情熱と美学』の監督マイク ・シーゲルが『ガルシアの首』製作の舞台裏を追ったドキュメンタリー「PASSION & POETRY/Sam‘s favorite film」などが収録されるほ か、詳細解説書が封入される。

ペキンパー監督第11作目となる『キラー・エリート』は、壮絶な銃撃戦、空手、クンフー、忍法などあらゆる必殺テクニックを駆使して殺 しあう“殺しのエリート”たちを描き、特に劇中後半に突如登場するニンジャ軍団の奇妙な戦いでは、『キル・ビル』(03)のタランティーノ 監督も真っ青の忍者アクションが炸裂。

スタッフにはペキンパー作品の常連が名を連ね、脚本は『夜の大捜査線』(67)で米アカデミー 賞脚色賞を受賞した名脚本家スターリング・シリファント。故ブルース・リーに武術指導を受けていたシリファントが脚本にクンフー場面 を盛り込み忍者集団を登場させたことで、本作はハリウッド製映画初のニンジャ映画となったキャストには『ゴッドファーザー』シリーズ のジェームズ・カーンと『地獄の黙示録』(79)のロバート・デュヴァルをはじめ骨のある役者が勢ぞろいしている。製作費が600万ドルを 超えた本作は、その荒唐無稽な内容から賛否両論を巻き起こしたが、1975年12月の全米公開後、瞬く間に製作費を回収したという 逸話を持っている。『キラー・エリート』にはマイク・シーゲル監督によるドキュメンタリー、 「PASSION & POETRY/Sam‘s Killer Elite」が 収録される。

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