大声で見え切り、子ども歌舞伎の公開稽古 滋賀・米原

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住民が見守る中で稽古に励む子ども役者ら(滋賀県米原市米原)

 滋賀県選択無形民俗文化財になっている米原市の「米原曳山(ひきやま)まつり」が6日から8日までJR米原駅周辺で行われる。本番を控え、4日夜、「松翁山(しょうおうざん)組」(中町)の詰所で子ども歌舞伎の公開稽古が行われた。

 同まつりは、長浜市の「長浜曳山まつり」を手本として江戸時代に始まったとされる。今年は同山が3日間で計10回、子ども歌舞伎を披露。本楽の7日には湯谷神社(同市米原)で奉納する。

 公開稽古では、子ども歌舞伎の開演を祝う三番叟(さんばそう)や演目の「義士外伝(ぎしがいでん) 土屋主税(つちやちから)」を、5歳児から小学6年までの7人が披露した。演目は、江戸時代の赤穂浪士討ち入りを題材とした内容。子ども役者たちが、難しい言い回しの長いせりふを大きな声で披露して見えを切ると、住民らから盛んな拍手と声援が送られた。

 赤穂浪士の大高源吾役を演じる米原小6年青山孝介君(12)は「見えを切ったり、舞台から走り去ったりする場面を堂々と演じたい」と意気込む。青山君の弟で、源吾の妹のお園役を務める女形の同小4年智之君(10)は「兄と力を合わせて、女の人の細やかな動きを丁寧に見せるようにする」と意欲を見せた。