3日にチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節でトッテナムを4-2で撃破したバルセロナでは、やはり2得点を挙げたFWリオネル・メッシが目立った。しかし、この試合でもう1つポジティブだったのはMFアルトゥール・メロのプレイだろう。
今夏にブラジルのグレミオから合流した22歳のMFメロは、加入前からアンドレス・イニエスタ2世などの呼び名で高く評価されていた選手だ。そのメロはトッテナム相手に安定したパフォーマンスを見せ、中盤で繋ぎ役として奮闘。このプレイをスペインメディアも揃って称賛しているのだ。
スペイン『MARCA』は、「まるでラ・マシアから来たようだ」と下部組織出身者ではないかと称賛し、『El Pais』は「アルトゥールはバルセロナ最高のMFのようだった」と絶賛している。米『ESPN』もアルトゥールをNewシャビ・エルナンデスと紹介しており、バルサの中盤をコントロールする新たなパスマスターが誕生しようとしている。
同メディアはまだシャビの領域には届いていないとしながらも、アルトゥールを貴重な後継者候補と見ている。イヴァン・ラキティッチもシャビの後釜と言えるが、ラキティッチはよりプレイがダイレクトだ。中盤の全てをコントロールするタイプの選手ではない。
アルトゥールの獲得はさっそく当たったと考えられているようだが、このままシャビ2世として成長を続けられるか。