【平成の長崎】迷子?のジャンボなクラゲ 平成8(1996)年

 1月31日午前、長崎市小浦町の国道沿いの小さな入り江に、ジャンボクラゲがぷかぷかと浮いているのを、近くの無職、峰由松さん(84)が発見した。
 全長約70㌢、かさの直径約80㌢で、赤褐色。水産庁西海区水産研究所などによると、今年、日本海で大発生しているエチゼンクラゲの可能性が高く、海流などの影響で漂着したらしい。
 「2年前は同じ場所で10㌔を超えるイカを捕獲し、魚屋に引き取ってもらった」という峰さん。「うまく潮に乗り、外海に逃げてくれれば」と今回はちょっと心配そうだった。(平成8年2月1日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

入り江に迷い込んだエチゼンクラゲ=長崎市小浦町

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