古都奈良でシカの角切り

江戸時代から続く秋の風物詩

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奈良公園の鹿苑で始まった秋の風物詩「シカの角切り」=6日午後、奈良市

 古都奈良の秋の風物詩「シカの角切り」が6日、奈良公園(奈良市)の鹿苑で始まった。鉢巻き姿の勢子と呼ばれる男性が走ったり跳ねたりするシカを追いかけると、観客から声援が上がった。7、8日も開催される。

 秋はシカにとって恋の季節。発情期の雄のシカが、50センチほどに伸びた角で人や他のシカを傷つけないようにと、江戸時代初期から始まった。

 和太鼓の合図とともに角切り場に入ってきた3頭のシカを、赤い旗を持った勢子約20人が追い込み、角に縄をかけて押さえ込んだ。烏帽子を付けた神職役が抵抗するシカの気を静め、のこぎりで素早く角を切り落とす様子を観客が見守った。