大型の台風25号 7日は北日本に接近 暴風・高波・大雨・高潮に警戒

6日午後4時の台風25号の位置と進路予想。

 大型の台風25号は、日本海を北東に進み、中国地方に最も接近している。7日未明までには日本海中部で温帯低気圧に変わる予想だが、その後も暴風を伴って北日本を進む見込み。西日本や北陸地方、北日本では暴風や高波、大雨に警戒が必要だ。

7日午前6時の風と雨の予想。

 台風25号は、6日午後4時には日本海にあって、時速約50キロの速さで北東へ進んでいる。台風は今後も日本海を北東に進み、7日未明までには日本海中部で温帯低気圧に変わる見込みだが、中心付近から離れた地域でも暴風や強風が吹くおそれがある。

 また、台風に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込み、西日本と東日本では大気の状態が非常に不安定となる。

<暴風・高波>

台風25号 風と波の予想(7日まで)

 西日本日本海側の海上を中心に、非常に強い風が吹いて大しけとなっていて、6日夜遅くにかけて非常に強い風が吹き、7日未明にかけて大しけとなるところがある。6日夜から7日にかけては、北陸地方や北日本でも非常に強い風が吹いて大しけとなる。西日本や北陸地方、北日本では暴風や高波に警戒が必要だ。

<大雨・雷・突風>

7日夕方までの24時間に予想される雨量。

 台風に向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、東海地方では雷を伴って非常に激しい雨の降っているところがある。また、これまでの大雨により、西日本では地盤の緩んでいるところがあり、九州北部地方や西日本の太平洋側を中心に土砂災害に警戒が必要だ。

 西日本と東日本では、暖かく湿った空気が流入して、7日朝にかけて大気の状態が非常に不安定となる。また、7日は台風から変わった低気圧の影響で、北日本では激しい雨が降り、大雨となるところがある。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要だ。

<高潮>

 台風の接近に伴い、東北地方では7日は潮位が高くなる。潮位が堤防を越えていなくても、高波があると波が海岸堤防を越えて浸水するおそれがあるため、海岸や河口付近では高潮や高潮と重なり合った波浪による浸水などに警戒が必要となる。

 <予想される最高潮位>(高い所)
 東北北部  標高 1.5メートル

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