和歌山・新宮で大逆事件サミット

名誉回復、顕彰活動を報告

©一般社団法人共同通信社

和歌山県新宮市で開かれた「第4回大逆事件サミット」。壇上はあいさつする山泉進明治大名誉教授=6日午後

 明治時代に天皇暗殺を企てたとして、社会主義者らが弾圧された大逆事件を巡り、事件の犠牲者の名誉回復や顕彰活動をする全国の団体が活動内容を報告する「第4回大逆事件サミット」が6日、和歌山県新宮市で開かれた。

 サミットには約230人が参加。国際啄木学会の伊藤和則理事が「石川啄木と大逆事件」と題し、裁判資料を借り筆写し、事件に関する作品を熱心に作っていた啄木の姿を紹介。各団体からは「事件関係者の書簡をまとめ、本にした」などの活動成果が報告された。

 事件では各地の社会主義者らが摘発され、幸徳秋水や新宮市出身の医師大石誠之助ら12人が死刑となった。