カネミ油症50年問う集会、福岡

支援拡充、認定緩和訴え

©一般社団法人共同通信社

表面化から50年となる食品公害「カネミ油症」の患者団体が開いた集会で、会場に置かれた発生当時のカネミ倉庫製の米ぬか油の缶(右)と一升瓶=6日午後、福岡市

 西日本一帯で1968年に起きた大規模な食品公害「カネミ油症」の表面化から今月で半世紀となるのに合わせ、福岡県の患者団体が6日、福岡市で集会を開いた。皮膚疾患や倦怠感などの症状に長く苦しんだ人々が、支援の拡充や患者認定基準の緩和などを訴えた。

 油症は、カネミ倉庫(北九州市)が製造した米ぬか油に、有機塩素系化合物のポリ塩化ビフェニール(PCB)が混入していたのが原因だった。

 認定患者で北九州市に住む蔵元義人さん(78)は「患者にとって終わりのない苦しみ。金銭的負担も大きい。国やカネミ倉庫は、油症を治すために必要な支援をもっとするべきだ」と強調した。