負傷交代のヒックス ALDS第2戦出場はMRI検査次第

日本時間10月6日から始まったア・リーグの地区シリーズでヤンキースはレッドソックスに対して惜しくも1点差で敗れた。大事な初戦を獲ることができなかった事実と同時に試合中、負傷退場したアーロン・ヒックスの状態も心配だ。

この日「3番・中堅」としてスタメン出場したヒックスは4回に迎えた第2打席で相手先発、クリス・セールからライトへの安打を記録。一塁に到達した時に右太ももに痛みを覚えたことでアーロン・ブーン監督は彼に代えてブレット・ガードナーを代走に起用した。その後ヤンキースは4-5で敗戦となり、試合後にヒックス本人は「今はいい気分だよ。痛みはそれほど感じないのだけれど今日は様子を見てみよう。なんだか窮屈だね」と話している。

ヒックスは同時に「自身は試合に出ようとしていたけど自分の体が明日の試合に備えるために出るべきではないと言っていた。これも明日のための準備なんだ」と当時の状況を説明していた。日本時間10月7日にはMRI検査を受ける予定になっているがもし状態が悪ければ明日以降の試合ではレフトはアンドリュー・マカッチェン、センターはガードナー、そしてライトはアーロン・ジャッジがそれぞれ守る見込みだ。

今回、途中出場したガードナーは「今年はもう故障者を見たくない。僕は内野であろうと外野であろうとプレーできる準備は常にできているよ」とヒックスを心配すると同時に意気込みを語った。ヒックスは9月中にも太ももを痛めた経験があるが、その後のMRI検査では大きな異常はなくすぐにスタメン復帰している。今回も同様の結果になるとチームにとっては安心だが、まずは時間が経ってみなければわからない。第2戦開始前には状態が明らかになるだろう。

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