福井国体 奈須 無心の2位 少年女子円盤投げ 悪条件で自己新

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自己ベストで2位に入り、笑顔を見せる奈須貴子=福井県営陸上競技場

 陸上少年女子共通円盤投げ決勝で奈須貴子(雄城台高2年)が44メートル57で2位。国体の大舞台で自己ベストを1メートル以上更新し、笑みがはじけた。

 圧巻の5投目だった。直前に宮崎、沖縄の選手に記録を抜かれた。「記録は見たけど抜かれたなと思っただけ。気にならなかった」。無心の一投はアウトラインぎりぎりで伸び、自己ベスト更新。平常心を保ち、抜かれてもすぐに抜き返す精神力の強さを見せつけた。

 この日は1投目で42メートル43の好記録をマークし、「これで入賞はできる」と確信。台風の影響で風が強く記録が出にくいコンディションだったが、後は記録を狙って思い切りよく投げ続けたことが結果につながった。

 中学時代は砲丸投げの選手で、高校から円盤に転向した。今夏の全国高校総体は3位。同大会後、中学時代の恩師から「日本一を常に狙っていかないと」とアドバイスを受け、あらためて向上心を持ち直した。

 表彰台の高さを一つ上げ、目標の優勝に向けて「プレッシャーはかかると思うけど、これからも負けずに投げないと」と決意。トップを目指す実績と自覚が、この国体でしっかりと根付いた。