富山元旦マラソン終了 走ろう会39回開催 会員高齢化 担い手探す

 富山市中心部で年明けを飾る大会として毎年開かれてきた「富山元旦マラソン」(北日本新聞社後援)の廃止が決まった。主催する富山走ろう会によると、会員の高齢化に伴って退会が相次ぎ、運営管理が難しくなった。39年にわたって多くのランナーに親しまれてきたことから、関係者は運営の引き受け先を探している。

 (社会部・久保智洋) 富山元旦マラソンは、富山走ろう会が発足した翌年の1980年、元日にマラソン完走の達成感を味わい、新たな気持ちで新年のスタートを切ってもらおうと始まった。県護国神社を発着点とした約4キロのコースで、富山市中心部の元日の恒例行事として定着していた。39回目の今年は3~78歳の715人が参加した。

 富山走ろう会は、中高年を中心としたマラソン愛好者で結成し、定期的に富山城址公園などでランニング会などを開いてきた。しかし、結成時に60人近くいた会員は年々減り、今年春には19人に。平均年齢も74歳と高齢化し、6月の総会で、元旦マラソンの運営は難しいとして廃止を決めた。会員から「手を引くべきだ」との意見が多数上がったという。

 その後も退会する会員が相次いでおり、現在、会の活動は休止状態となっている。退会した前副会長の小路富義さん(78)=富山市ひよどり南台=によると、元会員や会に残ったメンバーが富山元旦マラソンの引き受け先を探しており、引き継ぐ団体があれば、看板や横断幕などの備品を無償で提供し、運営のノウハウも伝えるという。

 小路さんは「長年続けてきた大会がなくなるのは寂しい。手を挙げてくれる後継者がいれば全力で支援する」と話している。

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