「阿蘇 復興の歩み」一冊に ジオパークガイド協会が制作

阿蘇ジオパークガイド協会が制作した「熊本地震と阿蘇ジオパークガイド」=阿蘇市

 阿蘇ジオパークガイド協会は、熊本地震の体験や復興状況を発信するガイドの活動を伝えようと、小冊子「熊本地震と阿蘇ジオパークガイド」を制作した。

 小冊子は全10編。協会のガイドや事務局職員ら9人が、阿蘇神社で始めた復興支援ガイドや、関東から見た熊本地震に関する報道の変遷、地震発生当時の協会事務局の混迷などを記録している。

 移住先の南阿蘇村で被災し、その後も住み続けるガイドは「地震を体験して、今まで何気なく身体を通過していた様々[さまざま]なことをしっかり咀嚼[そしゃく]して受け止めるようになった」と、阿蘇の魅力やガイドの役割を再認識した心境をつづっている。

 「震災直後から復旧の過程を発信し、災害への啓発に携わったが、地震から2年を経て口頭で伝えることの限界も感じていた」と編集担当の山崎真流子[まりこ]さん(39)。「災害はどこでも起こり得る。道しるべの一つとして阿蘇ジオパークの復興の歩みを知ってもらいたい」と話す。

 全国のジオパークから寄せられた復興支援金の一部を活用し、200冊を制作。阿蘇郡市の小中学校や、支援してくれたジオパークと関係者へ贈るという。(中尾有希)

(2018年10月7日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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