県内給食牛乳異臭 製造工場異常なく 児童18人体調不良

©株式会社茨城新聞社

県内の学校給食で4日、牛乳を飲んだ児童生徒らがにおいや味に違和感を訴えた問題で、県教委は5日、「味が違う」などと訴えた県内7市町の小中学校など計73校の児童生徒や教職員ら計1014人のうち、児童ら18人が「おなかが痛い」「気持ち悪い」などと体調不良を訴えていたことを明らかにした。

製造した水戸市笠原町の「いばらく乳業」は同日、製造工程に問題がなかったか生産ラインなどを点検。水戸保健所も同社を立ち入り調査したが、異常は確認されなかった。保健所は引き続き、回収した未開封の牛乳の成分検査を進める。

県教委によると、牛乳は同社が3日に製造し、4日朝に県内16市町村の学校に約10万3千パックを出荷した。同社の牛乳提供は10日まで停止する。

同社によると、牛乳の風味について、出荷時の検査では異常なかった。問題を受け、回収した牛乳や同社の保存品を検査したが、特に問題なかった。微生物検査でも異常はなかった。

県食の安全対策室などによると、保健所の立ち入り調査は5日午前から行われ、製造工場の生産ラインや記録類などを点検した。

同社の担当者は「多くの皆さまに多大なるご迷惑とご心配をお掛けしたことに深くおわび申し上げる。原因究明と安全確保に努めたい」としている。 (朝倉洋)