プレシーズンの盛り上がりはどこへやら。インターナショナルチャンピオンズカップで印象的なプレイを見せていたチェルシー所属の17歳FWを覚えているだろうか。
英『Daily Mail』が現状を心配しているのはFWカラム・ハドソン・オドイだ。スピードを活かした突破を武器とするハドソン・オドイは、トップチーム相手でもドリブルが通用することを証明していた。しかし、シーズンが始まってからはほとんど出番を得ていない。
チェルシーはヨーロッパリーグに出場しており、グループではヴィデオトン、PAOK、BATEボリソフと格下ばかりが相手だ。若手にチャンスを与えても良さそうだが、指揮官マウリツィオ・サッリはハドソン・オドイに出場機会を与えていない。
ハドソン・オドイはマンチェスター・シティMFフィル・フォデン、ドルトムントMFジェイドン・サンチョ、ウォルバーハンプトンMFモーガン・ギブス・ホワイト、アーセナルMFエミール・スミス・ロウらと昨年のU-17ワールドカップを制した期待の若手だ。
このうちサンチョはドルトムントで大ブレイクしてイングランドA代表に選出され、フォデンもマンCで時折出番を得ている。エミール・スミス・ロウはヨーロッパリーグで得点も記録し、モーガン・ギブス・ホワイトは今季リーグ戦4試合に出場している。出場機会ではハドソン・オドイが最も少ないのだ。
同メディアはまたチェルシーは若手に出番を与えないのかと伝えているが、この状況が続くならハドソン・オドイも将来を考えた方がいいだろう。それこそサンチョのようにブンデスリーガへ渡った方が出番は増えるかもしれない。プレシーズンで活躍した際にはNEXTエデン・アザールとの声も挙がっただけに、ハドソン・オドイには順調にステップアップしてほしいところだ。
