人工無重力で医療用血小板長期保存 特許取得 鹿大と三菱重工の共同研究

 医療現場で使われる血液成分「血小板」を、特殊装置で再現したほぼ無重力状態に置くと、保存期間が延びることが、鹿児島大学と三菱重工業の共同研究で分かった。今年、特許を取得。保存期間が短い血小板は不足しがちなのが課題で、有効な対策につながる可能性がある。
 血小板は、手術時の輸血やけがの止血などに使われる。献血で得られた血液から成分を取り出すが、冷蔵保存できず、有効期間は3日間しかない。
 鹿大は、保存方法に着目。容器に入った血小板は通常、沈殿しないよう、専用の機械で水平方向に振り続けた状態で保存する。この手法では、細胞がぶつかり合うなどダメージを受け、機能低下を招く欠点があった。

無重力再現装置。中央付近に血小板を入れた容器をセットし、回転させる=鹿児島市の鹿児島大学

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