ハラハラするチームNo.1!? とにかく点が入るドルトムントを楽しむべき

首位を守るドルトムント photo/Getty Images

現在ブンデスリーガで首位に立っているドルトムントのサッカーは、お世辞にも良いサッカーとは言えない。今節はホームでアウグスブルクを4-3で撃破したが、3失点も喫したのは問題だ。毎試合このような激しい打ち合いを続けるのは理想的ではなく、このままの戦いでリーグ制覇できるのかは微妙なところだ。

しかし独『DW』は、純粋に今のドルトムントを楽しむべきだとサポーターに訴えている。理想的な試合運びはできていないかもしれないが、とにかく今のドルトムントのサッカーは見ていてハラハラする展開が多い。今節も80分以降に3点を奪って勝利しており、今のドルトムントは異様なほど終盤に力を発揮する。

また、ホームで大量得点を奪うことができているのも特徴だ。今節のアウグスブルク戦もホームで4点奪ったが、3-0で勝利したチャンピオンズリーグのモナコ戦を含めれば今季はホーム5試合で計21得点も奪っている。ホームで3点以下に終わったゲームはなく、デュッセルドルフを7-0で粉砕したゲームもあった。サポーターとしては毎週ゴールラッシュを見ることができて面白いはずだ。

得点者が多いのも特徴的で、アウグスブルク戦でMFマリオ・ゲッツェが得点を決めたことで今季の得点者は13人となった。リーグ戦の出場時間が90分に達していないのに6得点を挙げているFWパコ・アルカセル、出場するたびにアシストを連発するMFジェイドン・サンチョと、ビックリ箱のような選手が多いのも面白い。

このペースがいつまで続くかは分からないが、ドルトムントは現在ブンデスリーガで最もハラハラするチームと言っていいだろう。サポーターはこの激しいサッカーを純粋に楽しむべきなのかもしれない。

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