スーパーGT:第7戦オートポリスのエントリー発表。RAYBRIG NSXのみ燃リス調整

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは10月8日、大分県日田市のオートポリスで10月20〜21日に開催する第7戦のエントリーリストを発表した。両クラス合計で44台がエントリーしている。

 全8戦で争われている2018年のスーパーGTも残り2戦。最終戦前の戦いとなるのが、このオートポリス戦だ。2017年は第3戦として5月に開催されたが、2018年は10月開催に変更された。

 スーパーGTでのレギュレーションでは、ここまでの全戦にエントリーしているチームはウエイト係数が半減。ポイント×1kgのハンデを載せて戦う。スーパーGT500クラスは15台がエントリー。ドライバー布陣も年間エントリーから変更はない。

 ウエイトハンデについてはランキング首位のRAYBRIG NSX-GTのみ61kgと50kgを上回るハンデを背負うため、燃料流量リストリクターによる性能調整を受ける。今年は燃料流量リストリクターによる調整を受けている車両でも上位を争う場面が多いが、ランキング首位のRAYBRIG NSXがどういった戦いを展開するかは注目だ。

 スーパーGT300クラスは参戦台数の制限があった第6戦SUGOからエントリーが増え、29台が名を連ねた。

 ドライバー面では植毛 GT-Rの第2ドライバーがリチャード・ブラッドリーに変更されているほか、RUNUP RIVAUX GT-Rの第2ドライバーに田中篤が登録されている。

 ウエイトハンデではランキング首位のARTA BMW M6 GT3がもっとも重い52kgを積むほか、グッドスマイル 初音ミク AMGと31号車TOYOTA PRIUS apr GTが45kg、LEON CVSTOS AMG-GTが42kgのハンデとなっている。

 テクニカルなレイアウトのオートポリスではコーナリングを武器とするJAF-GT/マザーシャシーが速さをみせることが多いが、上り勾配のセクションなどではエンジンパワーで分があるFIA-GT3勢が強さを発揮しやすい。

 開催時期、ウエイトハンデなどの条件が異なるものの、2017年はマザーシャシー、JAF-GT、GT3が表彰台を分け合っており、今年も激戦となることは間違いないだろう。

■2018スーパーGT第7戦オートポリス GT500クラスエントリーリスト(10月8日時点)

No. Team Car Driver Tire WH

1 LEXUS TEAM KeePer TOM’S KeePer TOM’S LC500 平川亮
N.キャシディ BS 47kg

3 NDDP RACING with B-MAX CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 本山哲
千代勝正 MI 12kg

6 LEXUS TEAM LEMANS WAKO’S WAKO’S 4CR LC500 大嶋和也
F.ローゼンクヴィスト BS 34kg

8 AUTOBACS RACING TEAM AGURI ARTA NSX-GT 野尻智紀
伊沢拓也 BS 49kg

12 TEAM IMPUL カルソニック IMPUL GT-R 佐々木大樹
J.マーデンボロー BS 29kg

16 TEAM MUGEN MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤英紀
中嶋大祐 YH 16kg

17 KEIHIN REAL RACING KEIHIN NSX-GT 塚越広大
小暮卓史 BS 40kg

19 LEXUS TEAM WedsSport BANDOH WedsSport ADVAN LC500 国本雄資
山下健太 YH 15kg

23 NISMO MOTUL AUTECH GT-R 松田次生
R.クインタレッリ MI 39kg

24 KONDO RACING フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R J-P・デ・オリベイラ
高星明誠 YH 18kg

36 LEXUS TEAM au TOM’S au TOM’S LC500  中嶋一貴
関口雄飛 BS 40kg

38 LEXUS TEAM ZENT CERUMO ZENT CERUMO LC500 立川祐路
石浦宏明 BS 36kg

39 LEXUS TEAM SARD DENSO KOBELCO SARD LC500 H.コバライネン
小林可夢偉 BS 36kg

64 Epson Nakajima Racing Epson Modulo NSX-GT B.バゲット
松浦孝亮 DL 3kg

100 TEAM KUNIMITSU RAYBRIG NSX-GT 山本尚貴
J.バトン BS 61kg ※1

※1: SpR 第23条2.に則り、50kgを超えたハンディ重量の場合、燃料流量リストリクター径の調整91.8kg/hを併用したハンディが課されるため、上記の値から17kgを差引いた分が実ウェイトにて積載される。

■2018スーパーGT第7戦オートポリス GT300クラスエントリーリスト(10月8日時点)

No. Team Car Driver Tire WH

0 GOODSMILE RACING & TeamUKYO グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口信輝
片岡龍也 YH 45kg

2 Cars Tokai Dream28 シンティアム・アップル・ロータス 高橋一穂
加藤寛規 YH 0kg

5 TEAM MACH マッハ車検 MC86 Y’s distraction 坂口夏月
平木湧也 YH 0kg ※2

7 D’station Racing D’station Porsche 藤井誠暢
S.ミューラー YH 28kg

9 PACIFIC with GULF RACING GULF NAC PORSCHE 911 久保凜太郎
石川京侍 YH 5kg

10 GAINER GAINER TANAX triple a GT-R 星野一樹
吉田広樹 YH 20kg

11 GAINER GAINER TANAX GT-R 平中克幸
安田裕信 DL 37kg

18 TEAM UPGARAGE UPGARAGE 86 MC 中山友貴
小林崇志 YH 28kg

21 Audi Team Hitotsuyama Hitotsuyama Audi R8 LMS R.ライアン
富田竜一郎 DL 1kg

22 R’Qs MOTOR SPORTS アールキューズ AMG GT3 和田久
城内政樹 YH 0kg ※2

25 つちやエンジニアリング HOPPY 86 MC 松井孝允
坪井翔 YH 35kg

26 Team TAISAN TAISAN R8 FUKUSHIMA 山田真之亮
川端伸太朗 YH 4kg ※2

30 apr TOYOTA PRIUS apr GT 永井宏明
織戸学 YH 0kg

31 apr TOYOTA PRIUS apr GT 嵯峨宏紀
平手晃平 BS 45kg

34 Modulo Drago CORSE Modulo KENWOOD NSX GT3 道上龍
大津弘樹 YH 13kg

35 arto-Panther Team Thailand arto RC F GT3 N.ジャルーンスルカワッタナ
N.ホートンカム YH 0kg

48 DIJON Racing 植毛 GT-R 田中勝輝
R.ブラッドリー YH 0kg ※2

50 Arnage Racing EXE AMG GT3 加納政樹
安岡秀徒 YH 1kg

52 埼玉トヨペット Green Brave 埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC 番場琢
脇阪薫一 YH 4kg

55 AUTOBACS RACING TEAM AGURI ARTA BMW M6 GT3 高木真一
S.ウォーキンショー BS 52kg

60 LM corsa SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 吉本大樹
宮田莉朋 YH 23kg

61 R&D SPORT SUBARU BRZ R&D SPORT 井口卓人
山内英輝 DL 32kg

65 K2 R&D LEON RACING LEON CVSTOS AMG 黒澤治樹
蒲生尚弥 BS 42kg

87 JLOC リーガルフロンティア ランボルギーニ GT3 佐藤公哉
元嶋佑弥 YH 6kg

88 JLOC マネパ ランボルギーニ GT3 平峰一貴
M.マペッリ YH 32kg

96 K-tunes Racing LM corsa K-tunes RC F GT3 新田守男
中山雄一 BS 24kg

117 EIcars BENTLEY EIcars BENTLEY 井出有治
阪口良平 YH 0kg ※2

360 TOMEI SPORTS RUNUP RIVAUX GT-R 柴田優作
田中篤 YH 0kg ※2

777 CARGUY Racing CARGUY ADA NSX GT3 横溝直輝
木村武史 YH 0kg ※2

※2: 第7戦出場時点のチーム参戦数が7戦に満たないため、前戦までの各戦においてその車両を運転したドライバーが獲得したシリーズ得点の累積1ポイントを2kgに換算した重量のハンディウェイトが課せられる

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