【平成の長崎】踏切事故を防げ JR早岐駅構内 トラブル対処法学ぶ 平成9(1997)年

 踏切事故防止実地講習会(JR九州主催)が1997年4月11日、佐世保市早岐1丁目のJR早岐駅構内であり、関係者が踏切でのトラブル対処法などを学んだ。
 JRが呼び掛け、近隣駅や佐世保署、早岐署から約40人が参加して開催。まず同駅構内の早岐運転区講習室で講習会があり、青木直同駅長が「直前横断や警報無視が事故原因となっている」と述べた。その後、JRが作製した踏切事故の恐ろしさなど訴えるビデオを見た。
 場所を駅裏に移しての実地講習では、模擬踏切、遮断機などを設置。想定したトラブルに基づき、遮断機が下りた状態からの車の脱出や非常ボタンを押し発煙筒を着火するなど事故防止の対処策を体験した。
(平成9年4月12日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

遮断機を押し出し、踏切からの脱出を学んだ=JR早岐駅構内

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