【平成の長崎】「交通安全」浸透を 大村で県警 ヤング推進委員研修 平成9(1997)年

 若い世代の交通安全リーダーを育成する「ヤングドライバー指導者研修会」(長崎県警本部主催)が1997年6月22日、大村市古賀島町の県警運転免許試験場であった。
 交通事故による死亡者の約3割が24歳以下の若年運転者。県内には警察署管内ごとに25の「ヤングドライバー交通安全推進委員会」があり、事業所の若手社員らを委員に委嘱。交通安全の心掛けの浸透を図っている。
 研修会には、委員の45人が参加。安全講和などの後、模擬画面を見ながら四輪車のハンドル操作や車両点検、障害物をよけながら走るスラローム走行などで運転の基本を再確認。「交通信号順守」「飲酒、暴走運転追放」など5項目の安全運転宣言をして、地域のヤングドライバーに徹底させることを誓った。
(平成9年6月26日付長崎新聞より)
  ◇   ◇   ◇
【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

交通安全の基本を再確認したヤングドライバー指導者研修会=県警運転免許試験場

© 株式会社長崎新聞社