ブラジルW杯優勝決定弾思い出す!? ゲッツェの1ゴールだけでドイツ大興奮

ドルトムントのゲッツェ photo/Getty Images

まだ1点決めただけなのだが、やはりドイツはドルトムントMFマリオ・ゲッツェに期待せずにはいられないのだろう。ゲッツェは先日のアウグスブルク戦に途中出場すると、84分に貴重な勝ち越し点を記録。ペナルティエリア内へ侵入してボールを受け、GKの動きを見て冷静に流し込むゲッツェらしいテクニック溢れる一撃だった。

とはいえ、ゲッツェはルシアン・ファブレ率いるチームで定位置を確保できていない。1点決めただけで騒ぎすぎな感覚もあるが、ブンデスリーガ公式は2014ブラジルワールドカップでの優勝決定弾を思い起こさせると特集を組んでいるのだ。

ドイツ代表はブラジルワールドカップ決勝でアルゼンチン代表と対戦し、ゲッツェは決勝点を記録している。その際は左サイドからクロスボールを受け、左足のボレーで決めている。今回の得点とは逆足でのゴールだが、同サイトは似たような形だったと興奮している。

チームメイトのFWマルコ・ロイスも、「このゴールがターニングポイントになればと願うよ。センセーショナルなゴールだった。彼の得点の決め方は素晴らしかったよ。彼は素晴らしいフットボーラーだ」と絶賛している。

このゴールだけでポジション奪取とはならないだろうが、ひとまずファブレへのアピールにはなったはず。ゲッツェはブラジルワールドカップ以降も苦しみ、ロシアワールドカップではメンバーにすら入れなかった。厳しい時期を脱する得点になるのか、ドイツ中がゲッツェの一撃に興奮している。

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