西日本電線、JISマーク表示一時停止 建設用主要3品種など

 フジクラは4日夜、品質管理で不適切事案が起きたことに関連し子会社の西日本電線(本社・大分県大分市、社長・金井俊英氏)が建設用電線主要3品種などの一部製品でJISマークの表示を一時停止されたと発表した。電線総合技術センター(JECTEC)の臨時認証維持審査を受けていたが、3日付で「JISマーク等の一時使用停止等請求書」を受領した。

 請求の有効期限である19年1月31日までに品質管理体制の不備を是正し必要な予防措置を講じて、JECTECに報告書を提出。早期のJISマーク表示再開を目指す。フジクラグループでは一時使用停止期間中は、JISマーク表示製品をグループ内他社から仕入れるほか、他社への製造振替を行うなどして対応する予定。

 西日本電線が表示を一時停止しているJIS製品は次の通り。

 ▽JISC3307・600Vビニル絶縁電線(IV)▽JISC3317・600V二種ビニル絶縁電線(HIV)▽JISC3340屋外用ビニル絶縁電線(OW)▽JISC3341・引込用ビニル絶縁電線(DV2R、DV3R)▽JISC3342・600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル(VVR、 VVF)▽JISC3401・制御用ケーブル(CVV、CEV、CEE、CCV、CCE、CCE/F)▽JISC3605・600Vポリエチレンケーブル(600VCV、600VCE、600VCE/F)▽JISC3612・600V耐燃性ポリエチレン絶縁電線(IE/F)。

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