【ALDS】イバルディ勝投 Rソックス16得点猛攻で圧勝

【レッドソックス16-1ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

決戦の地をヤンキー・スタジアムに移して行われた地区シリーズ第3戦。今季108勝を挙げたレッドソックス打線がアウェイで爆発した。投手ではヤンキースと相性がよいネイサン・イバルディが7回1失点、打線ではブロック・ホルトがポストシーズン初となるサイクル安打を達成し、チームを勢いづけた。

イバルディは今季、ヤンキース戦で4試合に登板し1勝1敗 防御率1.93の成績を残している。迎えた今試合では序盤3回を無失点に抑える。打線も彼の好投に応えてか3-0とリードした4回、無死満塁のチャンスをつくるとムーキー・ベッツが四球を選び追加点を取るとアンドリュー・ベニンテンディの適時二塁打やホルトの適時三塁打などで一挙7得点と4回までで10点差をつけてライバル・ヤンキース相手に大量リードを奪った。

大量失点したヤンキースはその直後、無死一・三塁の場面を迎えるとディディ・グレゴリウスの内野ゴロの間に1点を返す。しかし先発、ルイス・セベリーノが3回6失点、2番手、ランス・リンが3失点など投手陣が崩壊し、態勢を立て直すことができず劣勢状態が続いた。試合は9点差のまま後半へ突入すると7回にはJ.D.マルティネスの適時打やホルトの適時二塁打などでさらに失点を重ねたヤンキースは9回、捕手のオースティン・ロマインをマウンドに上げる事態となった。

ロマインは簡単に2死まで取るものの四球から走者を背負い、ホルトにサイクル安打を決める一発を打たれて2失点を喫した。レッドソックスは最後はエドゥアルド・ロドリゲスが締めて試合終了。打線は18安打16得点の猛攻で敵地でリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。

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