20年費やし黒塚古墳報告書完成

奈良・橿考研、甲冑に鹿の毛皮

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調査報告などをまとめた「黒塚古墳の研究」

 邪馬台国の女王・卑弥呼が中国・魏から与えられた「銅鏡百枚」の有力候補とされる三角縁神獣鏡33枚が出土した奈良県天理市の黒塚古墳(国史跡)の発掘報告書「黒塚古墳の研究」(八木書店)が約20年かけて完成し、9日、県立橿原考古学研究所が発表した。

 出土した鉄製の甲冑の内側に鹿の毛皮が用いられていたことなど最新の研究成果を盛り込んだ。B4判、586ページで3万2千円(税抜き)。5日から販売されている。

 黒塚古墳は、3世紀後半に築造された全長約130メートルの前方後円墳。1999年2月まで5次にわたる調査が実施された。