三井E&S、印タタ製鉄から追加受注 高炉送風機と炉頂圧タービン

 三井E&Sホールディングスは9日、インド高炉大手のタタ製鉄から高炉送風機(軸流圧縮機)と炉頂圧回収タービン(TRT)を追加受注したと発表した。

 三井E&Sはタタのカリンガナガール製鉄所(オリッサ州)向けに送風機3基とTRT1基をすでに納入しており、その稼働実績と性能の高さが今回の受注につながった。28・5メガワットの高炉送風機2基と、38メガワットのTRT1基を追加で納入する。

 三井E&Sグループは三井造船の持株会社移行で事業会社を再編し、高炉送風機など産業機械事業は三井E&Sマシナリーで手掛けている。国内外で高炉送風機は100台以上、TRTは70台以上の納入実績があり、インドではタタだけでなくジンダル・スチール&パワー(JSPL)でも実績がある。今後も同社の重要製品としてさらに実績を積み重ねていく考えだ。

© 株式会社鉄鋼新聞社