南佳孝「Dear My Generation」

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南佳孝といえば、1973年に『摩天楼のヒロイン』でデビューし、『忘れられた夏』『SOUTH OF THE BORDER』などアーバンメロウな傑作を次々と世に送り出して、シティ・ポップというジャンルまでを確立した最重要ミュージシャンの一人だ。今年はデビュー45周年ということでより活動的な1年になっているが、いよいよ待望のニューアルバムがリリースされる。7年ぶりのオリジナルアルバムということで、近年書きためていた数多くの曲からセレクトした12曲を、南作品には欠かせない井上鑑などがアレンジを手がけ、太田裕美やChar、斉藤和義など豪華なゲストミュージシャンが彩る。楽曲はクオリティが一番という南だけに、どの曲も上質なシティ・ポップの名曲として聴くことができるだろう。まさに音楽に酔いしれるといった表現がぴったりだ。作詞で来生えつこが参加しているのも感涙だ。(加藤梅造)