就活ルール廃止で「優秀な学生を採用しづらくなる」6割の企業が懸念 学生からは「何かしらの日程ルール欲しい」との声も

大手企業の採用面接解禁日などを決めた「採用に関する指針」の廃止が10月9日、発表された。これを受けディスコは10日、「就活日程ルール撤廃による影響」に関する調査結果を発表した。

今回の調査結果は今年9月に主要企業1302社を対象に実施した「新卒採用活動に関する調査」と、10月に、2019年3月予定の大学生・院生1159人を対象に実施した「就職活動に関する調査」から明らかになったもの。

企業側に、採用活動の日程ルールを撤廃された場合を聞くと、「優秀な学生が採用しづらくなると思う」が64.7%で最多。次が「変わらないと思う」(30%)で、「採用しやすくなると思う」は5.2%に留まった。必要な採用者数の確保についても、「確保しづらくなると思う」が65%で最も多かった。「変わらない」が30%、「確保しやすくなると思う」が5.1%となった。

ルールがなければ「大学3年の4月」に就活開始、「大学4年の4月」に終了が理想

「優秀な学生を採用しづらくなる」6割の企業が懸念

学生に、就活の日程ルールの必要性について聞いた。最も多かったのは「ルールは必要だが、今の日程でなくても良い」(46.5%)で、「ルールは必要(今の日程ルールが良い)」(24.2%)と合計すると70.7%。大半の学生が、何かしらの日程ルールがほしいと回答していた。

学生全員に、日程ルールがなければいつから就職活動を開始したいか聞くと、「大学3年生(修士1年生)の4月」(12.2%)が最多。次いで「大学4年生(修士2年生)の4月」(11.3%)となった。

就活を終えたい時期は「大学4年生(修士2年生)の4月」が最も多く、21.1%。次いで「大学4年生(修士2年生)の6月」(19.9%)、「大学3年生(修士1年生)の3月」「大学4年生(修士2年生)の5月」(同11.8%)と続く。最終学年の春頃には決めたいという人が多いようだ。

就活ルールの廃止は、現在の大学2年生にあたる2021年卒以降の学生が対象となる。21年卒の就活は現在と同日程で調査する方向だが、22年卒以降は未定となっている。

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