三木首相が周首相に極秘親書

日中平和友好条約締結訴え

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インタビューに応じる南村志郎氏(共同)

 1974年12月、当時就任したばかりの三木武夫首相が中国の周恩来首相宛てに日中平和友好条約の早期締結を訴える極秘の親書を送っていたことが10日までに分かった。周首相の腹心だった中日友好協会初代会長、廖承志氏に親書を届けた南村志郎氏(89)=北京市在住=が証言した。

 条約交渉は難航し、締結は次期福田政権下の78年8月にずれ込んだ。しかし、親書の送付は、72年9月の国交正常化後の対中関係を重視した三木首相の在任中の条約締結への強い意欲と、当時の微妙な日中関係を物語る史実と言える。