赤穂城跡、江戸時代の門周辺景観が判明 市教委発掘調査

二之丸東櫓台の発掘現場。中央に見えるのは天端石=赤穂市上仮屋

 兵庫県赤穂市教育委員会は10日、国史跡の赤穂城跡(同市上仮屋)の二之丸内の発掘調査で東櫓台は東西約6メートル、南北約7・8メートル、高さ約5・5メートルに及び、櫓台の上に残る花こう岩が礎石だと判明したと発表した。また、国名勝の二之丸庭園西出入り口の西中門跡に格式ある高麗門の存在を示す礎石を1基発見。「門周辺の江戸時代の景観がほぼ判明した」としている。

 同市教委は本年度、二之丸の東櫓台約150平方メートルと西中門跡約200平方メートルを調査してきた。

 東櫓台は赤穂藩の米蔵と船入(船を接岸させる入り江)の監視拠点だったが、明治以降、城内側の土塁が削られて畑となり石垣が崩れていた。江戸期の「赤穂加里屋城図」には1階建ての櫓が記されており、調査で櫓台は城図と同規模であることが分かった。また石垣の最上部にある天端石は櫓の土台を据えるために加工されていた。

 西中門跡の礎石は上面が平らな直径約70センチの花こう岩。周りは玉砂利で固められており、高麗門控え柱の礎石だったと位置付けた。門(幅約4・1メートル、高さ約4・5メートル、奥行き約2・5メートル)は二之丸外堀から土橋でつながり、土橋の南護岸には海からの攻撃に備え、土手があったという。門の内側には、舟遊びの舟がくぐることのできた木の反り橋があったとされる。

 13日午後1時から現地説明会がある。同城跡本丸門前集合。小雨決行。市教委文化財係TEL0791・43・6962 (坂本 勝)

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