復興願い筆振るう 被災の庄菅原神社(北区)自治会が高校生に依頼

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制作した天井画を見上げる熊本工業高の生徒ら=熊本市北区
​自分たちが制作し、奉納された絵馬を見上げる八代工業高の生徒ら

 熊本地震で被災した熊本市北区の庄菅原神社に、新たな天井画と絵馬2点がお目見えした。神社再建を祝う神事が8日あり、制作を手掛けた熊本工業高と八代工業高の生徒や地域住民らに披露された。

 同神社は拝殿の柱に亀裂が入るなどし、全壊判定を受けた。再建にあたり、管理する北区硯川町庄自治会長の井手省三さん(67)が「再建するだけでなく、熊本地震の被害を後世に残したい」と、色あせや劣化が激しかった天井画と絵馬2点も作り直すことを提案。天井画を熊本工高、絵馬を八代工高に、それぞれ制作を依頼した。

 両校の生徒計15人は6月から作業。授業時間や放課後、夏休みを使ってデザインを考え、約3カ月かけて完成させた。

 熊工インテリア科9人が担当した天井画は縦約188センチ、横約176センチ。干支[えと]などが色鮮やかに描かれている。3年の篠塚虎士朗さんは「復興を願って描いたので絵を見た参拝客に伝わればうれしい」と話していた。

 縦約45センチ横約86センチと、縦約65センチ横約106センチの絵馬には、八代工インテリア科の6人が土俵入りする横綱の姿などを描いた。3年の稲村美月さんは「岩絵の具を木材につけることが難しかったが、地域に貢献できてうれしい」と晴れやかな表情を浮かべていた。(小山智史)

(2018年10月11日付 熊本日日新聞朝刊掲載)