新日鉄住金尼崎製造所/「ファミリーフェス」開催

 新日鉄住金尼崎製造所(所長・衣笠秀典執行役員)は8日、「ファミリーフェスティバル2018」(直協労使共催)を開催した。秋晴れの中、製造所および関係・協力会社の従業員とその家族、さらに地域住民など約2500人が参加した。従業員に限らず、自治体や周辺小学校などにもPRし、地域住民からも多数が参加。子供たちを中心にそれぞれが各種イベントや模擬店を楽しんだ。

 イベント会場となる体育館で衣笠所長が参加者に挨拶し、「構内でともに働く会社・組合・協力会社の皆さんをはじめ、OBの方々、近隣の皆様、そしてそれぞれのご家族のため、すべての関係者が一体となって開催される〝オール尼崎〟のフェスティバルであり、尼崎愛を確認する場となれれば幸いだ」など話した。また、組合の古宮英明組合長も「組合としても新しいことに少しずつ挑戦している。地域の皆さん、家族全員で楽しんでいただけるイベントになっている」など話した。

 今回は「1919年9月9日に操業を始め、今年で99年を迎える」ことから、金券を「1枚99円」とした。また、イベントショーは人気アイドルグループ「AKB48・チーム8」によるライブやトークショー、人気お笑い芸人の「テツandトモ」によるお笑いライブ、さらに住友工業高校を前身のひとつとする尼崎双星高校吹奏楽部によるコンサートが催された。

 衣笠所長は来年に同製造所が操業開始100周年を迎えることについて「社員や会社だけではなく、地域社会とともに歩み、そして尼崎市の生活もつくってきた事業だと思っている。オール尼崎の一員となって、地域とともに発展してきた100年になる」などと述べた。

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