今季メジャー最多82登板のジーグラーが現役引退を表明

日本時間10月11日、メジャー11シーズンで739試合に登板した鉄腕リリーバーのブラッド・ジーグラー(ダイヤモンドバックス)が自身のTwitterで現役引退を表明した。今季のジーグラーはメジャー最多の82試合に登板。まだ十分に活躍できる選手だが、39歳の誕生日にメジャーの舞台から去ることを決断した。

ジーグラーはTwitterに投稿したメッセージのなかで「世界中のほぼ全ての子供たちが夢に見る世界のなかで11年間も過ごすことができた。4球団のユニフォームを着ることができたのは非常に特別なことだった。でも、人生の次のチャプターに進むべきときが来たんだ」とコメント。年齢に伴う身体の衰えや故障の増加が引退を決断する要因になったことを明らかにした。

2008年にアスレチックスでデビューしたジーグラーは、2011年7月にトレードでダイヤモンドバックスへ移籍し、さらに2016年7月にはレッドソックスへトレード。同年オフにフリーエージェントとなってマーリンズと契約し、今年7月にトレードで古巣・ダイヤモンドバックスに戻ってきた。デビューイヤーの2008年(47登板)と昨年(53登板)を除く9シーズンで64試合以上に登板しているように、メジャーを代表するタフネスリリーバーとして活躍し、通算37勝38敗105セーブ146ホールド、防御率2.75をマーク。今季も38歳のシーズンとなった今季もメジャー最多の82試合に登板しており、少なくともタフネスぶりには年齢的な衰えは感じられなかった。

「出来る限り多くの試合に登板することに大きなプライドを持っていた」というジーグラー。今季は最下位に低迷していたマーリンズからポストシーズン争いを続けていたダイヤモンドバックスへ移籍したが、「再び意味のある試合で投げるチャンスをくれたダイヤモンドバックスに感謝したい」と古巣への感謝を口にした。現役引退のメッセージを投稿したジーグラーのツイートには「家族、友人、ファンのみんなに感謝している。次に進むときが来た」との文章が添えられていた。

© MLB Advanced Media, LP.