熊本県内9地点で騒音基準超え 九州新幹線沿線

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 熊本県は10日、九州新幹線沿いの騒音に関する2018年度調査で、県内5市町の計9地点で国の環境基準値を超えたと発表した。前年度と同水準で改善しておらず、近く鉄道建設・運輸施設整備支援機構とJR九州に文書で原因究明と対策の実施を要請する。

 4~6月に8市町22地点(住宅地21、商工業地1)を熊本、八代両市と調べた。基準超過はいずれも住宅地(70デシベル)で、南関町宮尾(74デシベル)▽宇土市旭町(72デシベル)▽芦北町田川(74デシベル)▽水俣市南福寺(71デシベル)▽八代市鏡町宝出(72デシベル)▽同市鏡町両出(71デシベル)▽同市千丁町古閑出(73デシベル)▽同市島田町(76デシベル)▽同市坂本町鶴喰(73デシベル)。

 県環境保全課によると、九州新幹線が全線開業した11年度から3年間、同機構が県内住宅の防音対策などを実施。ただ、11~18年度はいずれも基準超過地点が確認されている。

 17年度の対策要請に対し、JR側はレールや車輪を削るなど過去の取り組みに触れる一方、今後については「状況を観察し、適切な維持管理に努める」と回答したという。(野方信助)