地区シリーズの最優秀ブルペンにブリュワーズが選出

日本時間10月11日、MLB公式サイトでは地区シリーズの最優秀ブルペンにブリュワーズを選出した。ポストシーズン開幕前、ブリュワーズのクレイグ・カウンセル監督は「スターター、リリーバーといった区別を排除して戦うつもりである」ことを強調していたが、まさにその言葉通りの戦いぶり。ロースターに登録した各投手を適材適所でフル活用し、ロッキーズとの地区シリーズをスイープで突破した。

第1戦のブリュワーズは「オープナー」としてブランドン・ウッドラフを起用。ウッドラフが3イニングを無失点に抑えたあと、コービン・バーンズ、コリー・クネーベル、ジョシュ・ヘイダーの3人が計5回7奪三振無失点の好リリーフを見せ、5番手のジェレミー・ジェフレスこそ1回2失点でセーブに失敗したものの、6番手のホアキム・ソリアが1イニングを無失点に抑えてチームのサヨナラ勝利により勝利投手となった。

第2戦では5回無失点の好投を見せたヨーリス・チャシーンのあとを継いだ4人のリリーバーが計4回7奪三振無失点という見事なパフォーマンスでチームの完封勝利に大きく貢献。第3戦でも5回途中無失点で降板したウェイド・マイリーのあとを継いだ5人のリリーバーが計4回1/3を無失点に抑え、ブリュワーズは2試合連続の完封勝利で地区シリーズ突破を決めた。地区シリーズのブリュワーズ救援陣は3試合で計15回1/3を投げ、2勝0敗1セーブ、防御率1.17、22奪三振の好成績をマーク。防御率0.00の先発陣とともにスイープの原動力となった。

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