縦型の高密度式水耕栽培システム、鋼鈑商事が本格販売

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 鋼鈑商事(社長・福元雅浩氏)は、可変式では業界初となる縦型の高密度式水耕栽培システムの本格販売に乗り出している。鋼板類やその加工品の販売に続く新規事業における「オンリーワン商品」の一つとして開発。親会社の東洋鋼鈑をはじめとする東洋製罐グループの技術力を背景に実証実験やシステムの改良を重ね、高い機能性や経済性の実現を通じて事業化への布石を打っている。

 ラックには高耐食性の溶融亜鉛めっき鋼板を使用。直近1年で定植から収穫のサイクルに対応した従来のシステムで前工程の育苗まで手掛けられたり、1ポット当たりの収穫量をより増やせるよう細かな造りを変えるなど市場ニーズを反映した仕様の在り方を追求している。空き倉庫や工場といった大規模な生産が可能な閉鎖型施設向けに加え、施設園芸用としてハウス栽培への水平展開にも取り組む。

 鋼鈑商事は、ファブレスメーカーとして新規事業部を中心に企画から製造、販売までを一貫して対応。農業関連商品はその一角を担い、生産効率の高い設備の実用化で潜在需要を捕捉する。一連のシステムはあす12日まで千葉市美浜区の幕張メッセで開催する国際次世代農業EXPOに出展している。