春ねむり、デビュー2周年記念日にデビューアルバム収録「東京」を再構築リリース

春ねむりが、デビュー2周年記念日となる本日2018年10月12日に、デビューアルバム『さよなら、ユースフォビア』から、リード曲「東京」を再録音し配信リリースした。

彼女が最初に制作をしたというデビュー作からの再構築作品。中毒性のある不穏なトラックはリアレンジも施され、感情剥き出しの声と叫びによる言葉の波は、デビュー当時との表現の変化も楽しめそうだ。

今作の正式タイトルは「東京 (Ewig Wiederkehren)」。ドイツ語で"永劫回帰"を意味する"Ewig Wiederkehren"の副題が付く。永劫回帰とは、ドイツの哲学者ニーチェの根本思想で、[宇宙は永遠に循環運動を繰り返すものであるから、人間は今の一瞬一瞬を大切に生きるべきである]とする思想。アートワークは、彼女の古巣であるLOW HIGH WHO? PRODUCTIONより、2018年にNEW ARTISTとして所属をしたラッパーの「ra_to」が担当した。

春ねむりコメント

「東京」はわたしが春ねむりになって初めてかいた曲です。海のないこの街で、あなたやわたしが生き延びるためのうたが、わたしはうたいたかった。

いのちが生まれ、死んではまた還る。海は総体としての生命が循環する機能そのものです。わたしたちの思想や価値観が、常に「生きている」ものであるために、各々のこころに、考え方に、関係性に、この街に、海をつくりだすことが重要だとわたしは考えます。

音楽が、あなたのこころのなかで、その役割を果たすことができますように、いまのわたしをぜんぶ詰め込みました。

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