川崎重工業、横浜市営地下鉄3000V形7編成を受注_1000形から50年ぶり

川崎重工は、横浜市交通局 地下鉄 ブルーライン用 3000V形 電車 7編成42両を受注。

受注総額は約69億円(消費税込み)。兵庫工場(神戸市)で製造し、2022年度から2023年度にかけて順次納入する。

今回受注したステンレス車両 3000V形は、3000形ラインナップの5次車。これまでは日本車輌製造が製造。

3000V形は、3000A形の更新にともなう先行製造車両として、2017年3月に竣工。

10000形2次車のバリアフリー設備を踏襲し、ブルーライン車で初のLCD型車内案内表示器を設置。客室内は青を基調に。

また、高効率な制御装置や電動機、LED客室灯を採用し、省エネルギー化を推進。

PQモニタリング台車の採用による監視機能など、走行安全性の強化を測ったモデル。

川崎重工製の3000V形は、さらなる省エネルギー化やバリアフリーの適応をめざし、「やさしい車両」をテーマに製造。

出入口各扉に車内案内表示装置やデジタルサイネージ装置を搭載。

川崎重工が、横浜市交通局むけに車両を供給するのは、2014年に納入したグリーンライン 10000形 2編成8両以来。

またブルーラインを走る車両としては、1972年の開業にあわせて納入した1000形 7編成21両以来。50年ぶり。

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