何をやっているのか【私鉄に乗ろう 68】

【私鉄に乗ろう 68】伊賀鉄道伊賀線 その5

市部駅を出ると左の車窓に煙が見えました。複数の軽トラックが駐められています。

炎は見えません。畑焼きは枯れ草を防虫などのために行うので季節的には晩冬から初春に行うのでは? 何をやっているのか運転士さんに訊けば良かったですね。

1,2kmで猪田道(いだみち)駅。相対式ホーム2面2線。

忍者の人形ではなく人間のお客さんが待っていました。右の伊賀神戸方面ホームには駅舎が見えます。

駅名標。2000年(平成12年)に無人化されるまでは駅舎に改札があって構内踏切がありました。

無人化で構内踏切は撤去されそれぞれのホームの上野市側に出入り口が設けられました。往路での写真。駅舎と出入り口が分かります。現在は、公道の踏切でホーム同士は行き来します。

伊賀市の市街地が近づいて来ますが、まだ周囲は田園地帯です。

往路でも急に速度を落とした場所。路盤が崩落したのでしょうか。新しい路盤とのり面を工事しています。奥で国道422号線の下を通ります。この国道の下辺りに四十九駅の旧駅があった様です。

まだのり面の工事は途中です。

1,5kmで四十九(しじゅく)駅。2018年(平成30年)3月に地元の請願で再開業されました。旧駅は戦時下の1945年(昭和20年)に営業休止、そのまま再開されることなく1969年(昭和44年)に廃止されました。休止から70年以上を経ての再開です。新しい駅が眩しい。

【私鉄に乗ろう 68】伊賀鉄道伊賀線 その6 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)

「【私鉄に乗ろう 68】伊賀鉄道」一覧

© 株式会社エキスプレス