メクル第313号 地元相浦について学ぶ 長崎短大生と小学生 交流授業

 長崎短大の学生と小学生の交流授業(じゅぎょう)が2日、佐世保(させぼ)市上相浦(かみあいのうら)町の市立相浦小であり、ゲームや人形劇(げき)を通じて地元の相浦地区について学びました。

 長崎短大国際(こくさい)コミュニケーション学科は、地域(ちいき)の伝統(でんとう)を伝えていくために、毎年10月17~19日に開かれる相浦くんちで活動をしています。今年は市立相浦小の3年生らと手作りのみこしをかつぐ予定で、事前に交流を深めようと授業を開きました。

 学生約30人と相浦小の児童約100人が参加しました。学生は人形劇を披露(ひろう)し、相浦川のナマズが、皮膚(ひふ)の病気に悩(なや)んでいた人々を助けたという伝説を紹介(しょうかい)。愛宕山(あたごさん)の高さや昔の相浦のよび方などをたずねる○×クイズもあり、子どもたちは学生といっしょにはしゃぎ声を上げながら楽しんでいました。

 韓国(かんこく)出身で長崎短大1年の金京熙(キムギョンヒ)さん(19)は「子どもたちがとても元気でかわいかった」と笑顔。ベトナム出身のド・スアン・バオさん(20)は「祭りを一生懸命(けんめい)もり上げたい」と話しました。

学生と児童が相浦地区について学んだ交流授業=佐世保市立相浦小

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