早大生×地域 訪日客を市のファンに、大分市の観光地視察し提言

調査結果を生かし、大分市の地域創生に向けた提案をする早稲田大学の学生=大分市保健所

 「よそ者」「若者」の視点で大分市の魅力を探るため、早稲田大学の学生が市内の観光地などを視察し、活性化の提言をまとめた。市保健所で発表会を開き、「ラグビーワールドカップ(W杯)で訪れる外国人観光客を“期待を超えた出会い”で迎え、リピーターにつなげてはどうか」などと提案した。市は提言を参考に新たな施策を検討する。

 早稲田大とANA総合研究所が連携し、2008年から実施している「プロフェッショナルズ・ワークショップ」の一環。毎年1~2カ所を選び、希望する学生が現地を調査している。本年度は大分市のみで、8月上旬と9月上旬の各3日間、大学生と大学院生計10人が訪れた。

 テーマは「大分市の魅力創造について~2020年以降のおおいた活性化を狙うインバウンド戦略」。来年のラグビーW杯や20年の東京五輪・パラリンピックなど世界の視線が集まる機会を生かし、どうやってリピーターにつなげるか2班に分かれて考えた。

 一つ目の班はW杯で訪れた外国人観光客を通じて同市の魅力を広め、誘客につなげる方策を考えた。市主催の無料ウエルカムパーティー、食や観光など感動を与える体験型プランの提供で一生の思い出をつくってもらい、同市のファンを増やすとした。

 もう一つの班は、W杯の際に同市でキャンプや試合をするフィジーに着目。同国から訪れる観光客に空き家を利用した宿泊所を提供。代わりに竹林や棚田の再生に協力してもらい交流を進めることなどを提案した。

 佐藤樹一郎市長は「参考になる提案が多かった。できるだけ実現できるように詰めていきたい」と講評。今回の調査で初めて大分を訪れた政治経済学部2年の中薗朋花さん(20)は「何度も大分市を訪れて第二のふるさとと感じるようになった。今後も発展のためにできる限りのことをしたい」と話した。

Follow

大分合同新聞

on

©有限会社大分合同新聞社

ミニ事件簿が電子書籍に!

大分合同新聞夕刊の名物コーナー「ミニ事件簿」が電子書籍になりました! どこから読んでも「ゆるニュース」。 現在4種類を販売中!

ダウンロードはこちらから