龍馬の妻しのぶ 横須賀の墓前祭に350人集う

 横須賀市で晩年を過ごした坂本龍馬の妻おりょうをしのぶ墓前祭が13日、横須賀市大津町の信楽寺で行われた。大津観光協会の主催で30回目。地域住民や龍馬が生まれ育った高知市関係者ら約350人が集まった。

 寺田屋事件で入浴中に危機を察知し、龍馬を救った逸話で知られるおりょうは龍馬の死後、各地を転々。晩年は横須賀で過ごし、同寺に墓がある。墓前祭では、おりょうの写真が飾られた本堂で読経が行われた後、参加者が焼香した。

 おりょうの弟の子孫、守谷恭子さん(85)=東京都大田区=も出席。2年前に地元高校生が制作した坂本夫妻のブロンズ像が寺近くの郵便ポストに設置されるなど、おりょうに関する活動が地元で続いていることに触れ、「亡くなってから1世紀以上たった今も地域の人に供養され、おりょうさんも幸せに思っている」と感謝の言葉を述べた。

 墓前祭後は、おりょうが好んで奏でたとされる月琴の演奏会が大津コミュニティセンター(同市大津町)で開かれた。

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