助っ人×運動会 児童1人の保戸島小、島内外から400人

1人ではできない棒引きを、みんなと楽しむ神崎智也君(中央)
大勢の児童が一緒に玉入れ=13日、津久見市保戸島

 津久見市の保戸島小学校で13日、運動会があった。同校の児童は4年生の神崎智也君(10)だけ。毎年、運動会を合同で開いていた中学校にも生徒がいなくなり、島の運動会を盛り上げようと「応援プロジェクト」が発足。市内外の小中学生や保護者、住民、島の出身者ら400人あまりが同小に集まった。秋晴れの下、離島の運動場は笑顔と活気があふれた。

 プロジェクトは保戸島小に勤務経験のある教員や市連合PTAが、学校や島を活性化しようと企画。市内外の学校やPTAに呼び掛け、同小と交流のある九重町の飯田小など各地から約100人の児童・生徒が訪れた。

 紅白に分かれて多くの競技を実施。リレーや徒競走、棒引きといった団体競技もあった。子どもたちの歓声が響くグラウンドを、さまざまな運動服が駆け抜けた。

 神崎君は「1人で運動会ができるのか不安だったけど、たくさんの友達が来てくれて楽しめた。これからもいろんなことに挑戦したい」と笑顔を見せた。

 プロジェクトは来年以降も続ける方針。区長の高瀬清彦さん(65)は「子どもの活気が島を元気にしてくれた。島を思ってくれる気持ちを活性化につなげたい」と力を込めた。

 保戸島はマグロ漁の拠点として栄え、1959年は小学校に615人が通った。漁の衰退とともに、住民が減少。昨年の運動会は小規模特認校制度で在籍した児童や中学生を加えた計6人で実施したが、今年は卒業や転校などにより神崎君1人となっていた。

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