小鹿田焼の里・民陶祭 豪雨被災乗り越え2年ぶり開催 陶芸ファンでにぎわう [大分県]

国の重要無形文化財「小鹿田(おんた)焼」を展示即売する「民陶祭」が13日、日田市源栄町の小鹿田焼の里で始まった。九州豪雨の影響で昨年は中止となり2年ぶりの開催。待ち望んでいた陶芸ファンらで里はにぎわいを見せている。14日まで。

この日は県内外から多くのファンが訪れ、10軒ある窯元の軒下や庭などにずらりと並ぶ皿や茶わんなどをじっくり眺め、品定めをした。窯元は、続々と訪れる客の対応に追われた。

20年ほど前から何度も足を運んでいる橋爪真二さん(50)=熊本市=は「今年は例年よりお客さんが多いと感じる。小鹿田焼の里に活気があるようで、私もうれしい」と笑顔。2016年の熊本地震の際、収集していた小鹿田焼の8割が割れてしまったため、皿や小鉢など約10点を購入したという。

民陶祭は今回で55回目。昨年は7月の九州豪雨で同地区が被災し、陶土を砕く唐臼(からうす)が破損するなどして作陶環境が整わず、中止となっていた。

開催は午前9時から午後5時まで。問い合わせは小鹿田焼陶芸館=0973(29)2020。

=2018/10/14付 西日本新聞朝刊=

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