かがり火に浮かぶ幽玄の舞、観客を魅了 島原城薪能

江戸期に島原藩で能楽が広まったことに由来する「島原城薪能」が13日夜、長崎県島原市の島原城・特設舞台で上演された。5重の天守閣を背景に、かがり火で浮かび上がった幽玄な舞が、約1100人の観客を魅了した。

藩主の励行によって、武士だけでなく庶民にも広まった島原の能楽。薪能は明治期に途絶えたが、島原城薪能振興会が1983年に復活させ、今年で36回目。

地元の園児や中高生らが「島原子ども狂言」を披露した後、薪に点火。宝生流能「羽衣」や和泉流狂言「附子(ぶす)」が演じられ、荘厳な雰囲気に包まれた。

=2018/10/14付 西日本新聞朝刊=

©株式会社西日本新聞社