ソフトB、第2戦も「立ち上がり」が鍵/藤原満氏の目

◆パ・リーグCSファーストステージ:第1戦 ソフトバンク8‐3日本ハム(13日・ヤフオクドーム)

初回の攻防に野球の魅力と怖さ、短期決戦での経験の大切さが凝縮した。上沢は、1点を守りたいという気持ちが強すぎたのではないか。打ち取った当たりの上林の二塁打でわれを失った。走者を進めるために「引っ張り」のサインが出ていたであろう明石に与四球。自滅する形で大量失点の流れにはまった。上林の打球に加え、中村晃のゴロがフェアグラウンドに戻ってきたりと、ソフトバンクに運もあったが、上沢の経験のなさがマウンドに表れた。

一方のミランダもそれほど経験を積んでいないのだろう。近藤、中田を連続見逃し三振に仕留めた3回の投球で、立ち直ったと思ったら4回に裏切られた。武田の投球は見事のひと言。短期決戦は、早い段階からの継投が鍵を握っていることがあらためて分かった。

ソフトバンク打線は第2戦先発のマルティネスとも相性は良くない。早い回で降板させるには、球数を多く投げさせたり、バントで揺さぶったりと工夫が必要。ポイントは初戦同様、立ち上がりだ。初戦のスタメンのうち7人に安打が出た。波に乗っていく材料は十分。ただ、短期決戦は一つのプレーで流れが変わる。勝負は一気につけたい。 (西日本スポーツ評論家)

=2018/10/14付 西日本スポーツ=

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