<楽天>平石監督代行が手記「来季は勝ってファンと一緒に熱くなりたい」

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ロッテ戦の3回、東北楽天の指名打者、足立祐一選手(右)にアドバイスする平石監督代行=13日、千葉市のZOZOマリンスタジアム

 プロ野球東北楽天は13日、千葉市のZOZOマリンスタジアムでロッテを4-1で下し、今季最終戦を白星で飾った。来季の監督となる平石洋介監督代行(38)が河北新報社に手記を寄せた。

 ファンの皆さんには今季、残念な思いをさせてしまいました。特に本拠地の楽天生命パーク宮城(仙台市宮城野区)でなかなか勝てず、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 6月に梨田昌孝監督が辞任しました。突然のことでショックでした。ヘッドコーチとして監督の力になれず責任も感じました。球団からの監督代行の要請に即答はできませんでしたが、「途中で投げ出して申し訳ない。(代行を)何とかやってくれないか」と言う梨田監督の思いを受け止め、引き受けました。

 監督代行就任当初、選手に「ファンに何かを感じてもらおう」と伝えました。開幕からつまずき、みんな何とかしようという思いでした。それが焦りとなり、プレーする姿や表情が良くありませんでした。ミスを恐れず思い切ってやることと声を出すことを大事にしようと言いました。声を出し合えばミスやボーンヘッドが防げるし、何より勝ちたいと思ったら自然に出てくるものです。そういう姿と気持ちが大切だと思います。

 選手は必死に食らい付いてくれました。就任した時の借金20は8月初めに10まで減りましたが、体力面や選手層を考えると限界でした。毎年優勝争いをするためには、体力的にも精神的にももっとタフになる必要があると再確認しました。

 10月5日に石井一久ゼネラルマネジャーから来季の監督就任要請がありました。野球人としてありがたいと思ったのと同時に、これまで以上に責任が重くなると身が引き締まりました。家族にも伝えました。成績によっては迷惑を掛けるかもしれませんが、「協力するし覚悟もある」と背中を押してくれました。

 球団発足初年度に入団し、選手、コーチとしてさまざまな監督と接しました。一番印象が強いのは星野仙一さん(故人)です。勝負に対する心構え、姿、厳しさはもちろん、周囲への気遣いなど指導者として勉強になりました。私も熱いタイプ。監督は感情を表に出さない方がいいと言う人もいますが、喜怒哀楽を消そうとは思いません。厳しいことを言うし、いいプレーをしたら褒めます。

 星野さんは「東北を熱くする」と宣言し、リーグ優勝、日本一を果たしました。来季は勝ってファンと一緒に熱くなりたいです。そのために、活気があり、ギラギラとした戦う集団をつくっていきたいと思います。