熊日大賞に熊本市の松永さん くまもと「描く力」2018

熊日大賞に選ばれた松永健志さんの油彩「草原」
「くまもと『描く力』2018」熊日大賞に選ばれた松永健志さん

 熊本日日新聞社の美術公募展「くまもと『描く』力」(特別協力・崇城大)の作品審査が13日、熊本市中央区の熊日本社であり、頂点を競うグランプリ部門の最高賞・熊日大賞に画家松永健志さん(33)=熊本市西区=の油彩「草原」が選ばれた。愛好家向けのふるさと部門最上位のふるさと賞は、村上章さん(68)=宇城市=の日本画「山里の春」に決まった。

 松永さんの作品は、真っ白い画面の中央に、寄り添う牛の親子をシンプルに描いた。角張った体の牛に当たった光がオレンジや緑などで鮮やかに表現されている。審査員からは「オリジナリティーがあり、閃光[せんこう]が走っているようだ。表現の限界に挑んでいる」と評価された。

 村上さんの作品は、緑豊かな山里に咲く大樹の桜を、空中から見下ろす構図で画面いっぱいに描いた。桜はかすみがかかり、浮遊しているように見える。審査員は「不思議な感じがする。新しい風景画だ」とたたえた。

 審査員は、草薙奈津子・平塚市美術館長、篠雅廣・大阪市立美術館長、日比野克彦・東京芸大教授、米田耕司・長崎県美術館長。両部門に163人から平面作品206点が寄せられ、入賞・入選計89点を選んだ。

 14日は熊本市西区の崇城大で、高校生向けのチャレンジ部門の審査がある。

 3部門の入賞全作と審査員評を後日、熊日本紙に掲載する。作品展は11月27~12月9日、熊本市中央区千葉城町の県立美術館分館で。(中原功一朗)

©株式会社熊本日日新聞社

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